コルクボードがくれた“見える化”の力。40代の私が少しずつ前に進めた理由

最近、ようやくコルクボードを買いました。リビングの一角、子どもの工作スペースの隣に貼ったんです。そこにカレンダーを貼って、「勉強した日」にチェックと勉強時間を書き込むようにしました。
最初は“可視化すればやる気が出るかも”という軽い気持ち。でもこれが想像以上に効きました。

カレンダーに○が増えていくと、「今日も少しだけやっておこうかな」って自然に思えるんです。1日10分でも“続けた”という実感があると、妙にうれしくて。自分をちょっとだけ褒めたくなる。
コルクボードの前に立って「昨日も頑張ったな」と思える時間は、日々の疲れを癒してくれる小さなご褒美のようなものです。


苦手を貼り出す。少しずつ“はがしていく”楽しさ

私は資格勉強をしているんですが、覚えたつもりでも何度も同じところでつまずくことが多くて…。そこで、間違えた問題や理解が浅い論点を付箋に書いてコルクボードに貼ることにしました。
一見、壁がどんどん“苦手”で埋まっていくようで気が滅入るのですが、不思議とイヤじゃないんです。

できるようになったところの付箋をはがす瞬間、なんともいえない達成感があるんですよね。
先週は20枚あった付箋が、今は14枚。まだまだ道のりは長いけど、「できることが増えている」という実感が、私の心を軽くしてくれます。

ある日、子どもが私のボードを見て「ママ、これ全部できたらすごいね!」と言ってくれてハッとしました。
“子育てのために自分を後回しにしてきたけど、こうして頑張る姿を見せることも子育てなんだな”って。
その一言がうれしくて、泣きそうになりました。


家計管理も「見える化」で気持ちが変わった

実はこの“見える化”の習慣、家計にも役立っています。
我が家では、月末にレシートを全部出して集計するのが恒例行事。食費が多いとか、日用品を買いすぎたとか、いろいろ気づきがあります。
理想的な支出割合(住居費30%、食費15%…)はあるけれど、あまり縛られないようにしています。

以前は、節約しようとして家族にも自分にも厳しくなりすぎていました。
「なんでこんなにお金が減るの?」とイライラして、子どものお菓子ひとつに目くじらを立てたこともあります。
でも、使ったお金を冷静に「見える化」してみたら、使いすぎよりも“使い方”が問題だったと気づきました。
無駄遣いを減らすより、「これを買って幸せだったな」と思えるお金の使い方を増やしたほうがいい。
それからは、多少カフェ代がかかっても、自分を整える時間には惜しまず使うようになりました。


子育てにも、自分探しにも通じる“今の自分を知ること”

コルクボードや家計の整理って、突き詰めると「今の自分を見える形にすること」なんですよね。
子育てでも同じだと思います。
最近、息子が学校の友だち関係で悩んでいて、つい「こうしたら?」と口を出したくなりました。でも、ぐっとこらえて見守ることにしたんです。

正直、見ているだけって本当に不安。
「このまま失敗したらどうしよう」「いじめられたら?」って頭の中で最悪のシナリオばかり浮かんで…。
でも、私が焦っても子どもは自分のペースで考えていく。数日後、「自分で話してみた」と笑顔で報告してくれたとき、心の底からホッとしました。

その瞬間思ったんです。
“子どもを信じるって、自分を信じることなんだな”と。
子どもも私も、自分の中の不安や苦手を「見える化」して、少しずつ向き合っていけばいい。
子育ても資格勉強も、そして自分探しも、きっと同じ根っこでつながっている気がします。


まとめ:完璧じゃなくていい、“今”を認めることから

40代になってからの資格勉強も、家計のやりくりも、子育ても、すべて「自分探し」の一部なんだと思うようになりました。
若いころのように一気に吸収できなくても、焦らず、自分のペースで。
コルクボードの付箋が少しずつ減るように、人生の中の“もやもや”も少しずつ晴れていけばいい。

もし今、何かにモヤモヤしているなら、まず“見える化”してみませんか?
勉強でも、家計でも、子育てでも。
書き出すことで、気持ちが整理されて、次の一歩が見えてくるかもしれません。

プロフィールはこちらhttps://mommyliferisingup.com/?page_id=2

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