夫と子どもに教わった「信じる力」と自分探しの旅

カフェデートでこぼれた本音

先日、夫と久しぶりにカフェデートをしました。
香ばしいコーヒーの香りに包まれて、つい心の奥にあるモヤモヤを話してしまったんです。

「他人と比較しても意味がないってわかってるのに、やっぱり比べちゃう。
真面目に頑張っている人が、頑張っていない人より年収も立場も下だったりする。
そういう現実が釈然としなくて、割り切れないの。」

頭では「比較しても意味がない」と理解していても、心は簡単に納得してくれない。
そのもやもやを初めて夫に打ち明けると、彼は少し考えてから静かに言いました。

「悔しいって気持ちをバネにして頑張ればいい。
無理に納得しようとしなくてもいいんじゃない?
俺も同じように感じることあるよ。」

その言葉に胸がじんわり。
「いまできることをがんばればいい」
たった一言が、比較に揺れる私の心をすっと軽くしてくれた気がします。

夫も同じように感じてきたんだと知った瞬間、
“夫婦ってパートナーであり同志なんだ” と改めて実感しました。
一緒に歩いていく安心感が、心にそっと灯った夜でした。


稲刈り体験で気づいた子どもの力

その数日後、家族で稲刈り体験へ。
一面に広がる黄金色の稲、青空と風。季節の香りを胸いっぱいに吸い込むだけで、気持ちが少しゆるみます。

でも、最初は子どもがうまくできず癇癪を起こしてしまいました。
「やっぱり手を貸そうかな」と迷ったものの、
“子どもの力を信じてみよう” と、しばらく見守ることに。

すると驚いたことに、しばらくすると自分のペースでコツをつかみ、
少しずつ稲を刈る手つきがサマになっていきます。
束ねるのも上手になって、気づけば笑顔で稲を運ぶ姿に胸が熱くなりました。


信じて待つときの大人の不安

正直、この「見守る時間」が私は一番つらかった。
手元がおぼつかず鎌を持つ子どもを見ていると、
「ケガをしたらどうしよう」「嫌になって放り出したら?」と
頭の中で最悪のシナリオばかりが膨らんでいく。

以前、園の発表会でセリフを忘れて固まったことがあり、
「また同じように失敗したらどうしよう」と
自分でも驚くほど心臓がドキドキしていました。

つい口を出して「こうやるのよ」と教えたくなる。
でもそれは、子どものためというより
“自分の不安を消したいだけ” だと気づいた瞬間、
胸がチクリと痛みました。

そんな迷いを抱えたまま見守るのは、
まるで細い一本橋を渡るような心細さ。
でもその不安をこらえて一歩引いた時、
子どもが自分の足で前に進む姿を目の当たりにし、
「信じて待つ」ことの本当の意味が少しだけわかった気がしました。


子育て・資格勉強・自分探しはつながっている

この経験を通して、私はふと気づきました。
子育てと資格勉強、そして自分探しは、実は同じ道の上にあると。

・子育てでは「信じて見守る」忍耐力
・資格勉強では「積み重ねる」持久力
・自分探しでは「自分を受け入れる」柔軟さ

どれも一朝一夕には身につかないものです。
けれど毎日の小さな気づきや失敗の積み重ねが、
少しずつ私を育ててくれているのだと思います。

資格勉強をコツコツ続ける中で、
「私にもできる」と感じた小さな成功体験が、
自分自身を信じる力へと変わり、
やがて子どもを信じる勇気につながっていく。

子どもを信じることは、自分自身を信じることでもあるのかもしれません。


自分を信じる練習から始めよう

今もまだ「子どもを信じて待つ」が得意ではありません。
でも資格勉強を重ね、小さな達成感を積み重ねることで
「自分の選択を信じても大丈夫」という確信が少しずつ育っている気がします。

子育て、自分探し、資格勉強――
全部を完璧にこなそうとすると疲れてしまうけれど、
どれもが自分を磨く大切な道。
そしてその道は、今日からでも歩き出せます。


まとめ

他人と比べて悔しくなる気持ちは誰にでもあるもの。
それを否定せず、エネルギーに変えて前に進めばいい。
子育てでも資格勉強でも、自分探しでも、
小さな一歩の積み重ねが、未来の私を作っていきます。


今日からできる小さな一歩

・自分をほめる:資格勉強5分、家事ひとつ、何でもOK
・子どもを1分だけ見守る:口を出したくなってもグッと我慢
・自分を信じる練習:昨日より少しだけ前に進んだ自分を認める

子育て・資格勉強・自分探し――
この3つを大切にする日々が、きっと未来の自分を力強くしてくれるはずです。

プロフィールはこちらhttps://mommyliferisingup.com/?page_id=2

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